日本酒で節税?

日本酒1升(1.8ℓ)で酒税は216円。

ビールは350mlあたり77円。消費税を合わせると50%近くになり、良く2本に一本は税金といわれます。では、日本酒はというと、350mlあたり42円。ビールより税金は46%ほど安くなります。これは、酒税が1klあたり、ビール22万円、日本酒12万円と重量制であるためです。

種類 税率(1kl当たり)
ビール 220,000円
発泡酒 134,250円 or 178,125円
第3のビール 80,000円
清酒 120,000円
果実酒(ワインなど) 80,000円
ウイスキー・ブランデー・スピリッツ 370,000円~

日本酒の酒税は、発泡酒より低かったんですね。一方、ウイスキーなどの方が税金が高いとは盲点でした。

以前の日本酒の税金は品質で決定。

平成4年に廃止されるまで、日本酒は品質によって特級・一級・二級と区分され、その区分によって酒税が決めれれていました。品質が一級・特級に上がるほど、税金も高くなる。この級別認定は国税局の酒類審議会がおこなっていて、審査を受けなければ二級酒とされました。
1升当たりの酒税は、特級1,027円、一級酒503円、二級酒194円と、特級と二級酒では800円もの差が。。そこで、地方の小さな蔵などはあえて高品質な酒を審査に出さず、二級酒として販売するという手に出ます。結果、大手酒造メーカーの特級より地方の二級酒の方が美味しいという現象になりました。こうなると当然に、級等による酒税は維持できなくなります。

1klあたり
特急 570,600円
一級 279,500円
二級 107,900円

現在の品質表示は製法で区別

現在では特級・一級・二級という区別はせず、精米歩合、麹歩合、アルコール添加などの製法により区別しています。

名称 アルコール添付 精米歩合 要件 麹歩合
純米大吟醸酒 なし 50%以下 吟醸造り、固有の香味、
色沢が特に良好
15%以上
大吟醸酒 あり
純米吟醸酒 なし 60%以下
吟醸酒 あり
特別純米酒 なし 60%以下又は
特別な製造方法
香味、色沢が特に良好
特別本醸造酒 あり
純米酒 なし 規定なし 香味、色沢が良好
本醸造酒 あり 70%以下

お酒の税負担とコストパフォーマンス

このように日本酒は量によって酒税が決められているため、単価の高い酒であればあるほど酒税の税負担は低くなります。一方でビールは単価が安い分、2本で1本が税金という状況となっています。したがって、1週間毎日350mlで200円のビールを飲むより、720mlで1400円の日本酒を1週間かけて飲む方が税金の負担は減りますが、我慢できるでしょうか。。

自分で作っちゃう?

日本ではアルコール1%以上の酒を自家で生成、醸造することは、酒税法で禁止されています。いわゆる自家製のお酒(どぶろく)は酒税法で禁止されているのです。製造するだけでも5年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。しかし、どくろく特区と認定された地域では、どぶろくを製造することができます。富山県では、氷見市の氷見振舞酒特区、南砺市のなんと活性化どぶろく特区がどぶろくを作っていい地域です。

どぶろく特区とは?

とぶろく特区とは、地域経済の活性化を狙った規制緩和策の一つとして、小泉政権が実施した政策で、認定された地域ではどぶろくの製造販売が可能となりました。ただし、自分で生産した米で仕込む必要があるなど、実際は特区内の農家や田んぼを持っている民宿などに限られいます。また、酒税法に基づく製造免許を取得しなければどぶろくを製造できないなどの規制は当然あります。製造した農家や民宿などで飲むのではなく、お土産などとして販売する場合には酒税法が適用され、酒類販売の許可と酒税の納付が必要となります。

酒税で節税するには?

自分で一から酒を造るというのは、規制が多く現実的ではありません。したがって、お酒を買う視点で検討することになります。酒税は重量制であることを考慮すると、やはり高いお酒の方が酒税の負担率は下がります。ここから先はお財布との相談になりますが、大量生産ではなく、味と質で勝負している酒蔵のお酒を飲む。少量で幸せな気分にさせてくれる日本酒が一番だと思います。

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