自分のお店のコロッケを食べたら脱税??

自家消費ってなんだろう?

飲食店を始めたばかりのときは、自分の食事を食材の残りもので。。などということもありますね。一日中厨房にいますから。。では、それって問題はないのでしょうか。

商品なら売上にしないと。。

『食べたものがお店の商品なら、売上にあげてください。』というのが税金計算でのルールです。有名なマルサの女という映画の中での会話ですが、
税務調査官「売れ残ったコロッケはどうするの?」
惣菜屋店主「食べてるよ」
税務調査官「売上計上もれで脱税です」
惣菜屋店主「ひとでなし。弱い者いじめせずにもっと悪いやつを捕まえろ!」
税務調査官「じゃ、そいつの住所氏名連絡先を教えてください!」
こんな感じのやりとりがありました。その気持ちはわかります。

売上にする金額は?

では、いくらを売上にするかというと、商品の売値の70%か仕入値のいずれか高い方が売上の金額となります。商品でない場合には、それが普通に売買される金額とされています。
仕訳は「事業主貸/自家消費(売上)」となります。

ただで人にあげたら?

たんなる知り合いなど、商売に関係のない人にあげたら、自家消費と同じようになります。では、商売に関係のある人に贈答品としてあげた場合にはどうなるかというと、「事業消費」となります。

事業消費とは?

事業消費とは、商売のために仕入れたものを、商売のために転用した場合です。
たとえば、文具屋さんが商品のノートを帳簿に転用した。とか、魚屋さんが塩鮭をお歳暮として得意先に贈った。などが事業消費になります。(商売に関係のある人に贈答品を贈るのは、交際費です。)
仕訳は「消耗品や交際費など/仕入(仕入れた金額)」となります。

自家消費にならない?

サービス業には商品がないので、「商品の売値の70%か仕入値のいずれか高い方」という比較ができません。
なのでサービス業には自家消費がありません。たとえば、無料で法律の相談や無料でマッサージをしても、自家消費にはなりません。

消費税を計算するときは?

自家消費は、商品の売値の50%か仕入値のいずれか高い方に消費税がかかります。商品でない場合には、それが普通に売買される金額に消費税がかかります。

消費税の仕訳は?

魚屋さんが5400円(税込)で仕入れた魚が売価8640円(税込)で売れなかったので、刺身にして食べた場合。

仕入れたとき
仕入
仮払消費税
5000
400
現金 5400
食べたとき
事業主貸

6000 売上
借受消費税
売上(消費税対象外)
5000
400
600

※8000×70%=5600>5000→5600(自家消費の金額)
 8000×50%=4000<5000→5000(消費税の対象)

理解しにくいですが。。

ひとつコロッケを売って、売れ残ったコロッケひとつを食べると、コロッケひとつの売上に、コロッケふたつの費用となって、商売は赤字ですね。商売がうまくいっているのかをしっかり把握するためにも、自家消費の計上は忘れないようにしましょう。

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