車を売却した場合には確定申告は必要?

通勤用の車を売却した場合には?

通勤用の車を売って、大きめの車を購入。。など、家族が増えたりなどの理由で車を買い替える場合があります。では、以前乗っていた車の下取りについて、確定申告は必要なのでしょうか?

通勤用の車なら確定申告は不要。

生活に通常必要な車や衣類、家具などの譲渡については、たとえ利益がでても所得税は課税されません。ただし、貴金属やジュエリー、骨董品などで1個又は1組の価格が30万円を超えたものの譲渡による所得は課税されます。すなわち、生活に通常必要な車などの動産は非課税ですが、生活に通常必要でない資産の譲渡は課税されます。

生活に通常必要でない資産

生活に通常必要でない資産とは、具体的には次のような資産が該当します。
❶ 競走馬などの射こう的行為(賭け事)の手段となる動産
(ただし、事業として競走馬を所有している場合を除く)
❷ 別荘など趣味・娯楽・保養等の目的で所有する不動産
❸ ゴルフ会員権などの趣味、娯楽、保養または鑑賞の目的で所有する不動産以外の資産
❸ 1個又は1組の価額が30万円を超える貴金属やジュエリー、骨董品など
❹ 趣味で保有している高級スポーツカーなどの生活に通常必要でない動産

スポーツカーを譲渡した場合には?

生活に通常必要のない資産の譲渡は所得税が課税されます。したがって、趣味で保有しているスポーツカーを下取りに出した場合の譲渡は、所得税の課税対象です。ただし、特殊なのが売却して損が出た場合の取り扱い。

売却して損がでた場合。

趣味で持っているスポーツカーなどの生活に通常必要ない資産を譲渡して損失が生じた場合には、他の総合課税の譲渡所得の金額があればその金額から控除することができます。しかし、その損失はその譲渡所得以外の所得と通算することはできません。
一方で、生活に通常必要な資産は所得税が課税されません。したがって、通勤用のマイカーを譲渡して損失がでてもその損失は無いものとされます。

マイカーが台風で廃車になった場合。

生活に通常必要な資産が災害によって被害を受けた場合には、雑損控除の適用があります。雑損控除とは、災害又は盗難若しくは横領によって資産について損害を受けた場合等には、一定の金額の所得控除を受けることがでる制度。したがって、通勤用のマイカーに被害があった場合には、雑損控除の対象となります。

スポーツカーは雑損控除の対象?

趣味で保有している高級スポーツカーなどの生活に通常必要でない資産について盗難などの損害があっても、雑損控除の適用はありません。所得税では、生活に通常必要でない資産に対する風当たりは強いのです。

事業用の車両の売却は?

フリーランスや事業をしている個人の方の事業用車両の譲渡は、譲渡所得として所得税が課税されます。中古車買取店に売却や販売店に下取りに出した際には譲渡所得扱いとなり所得税の課税対象となります。

事業用の車両の売却で損になったときは?

事業用車両の売却で損になったときは、他の総合課税の譲渡所得から控除できるほか、事業所得や不動産所得などとも損益を通算することができます。事業用の機械や器具備品も同様に取り扱います。

取り扱いをまとめてみました。

生活に通常必要な資産、生活に通常必要でない資産、そして事業用資産の取り扱いをまとめると次のようになります。

資産の種類 例示 譲渡益 譲渡損 雑損控除
生活用
資産
生活に通常
必要な資産
家具、じゅう器、衣服 非課税 なかったものとみなす 適用あり
30万円以下の宝石、貴金属、書画、骨董
通勤用自動車
生活に通常
必要でない資産
競走馬* 課税 (*一部損益通算可) 適用なし
30万円超の宝石、貴金属、書画、骨董 内部通算可
損益通算不可
高級スポーツカー、
レジャー用ヨット
趣味の道具、
ゴルフ会員権
別荘
事業用資産 事業用車両、機械装置、器具備品 課税 内部通算可
損益通算可
適用なし

生活に通常必要でない資産を持っている場合には注意

高級スポーツカーや30万円を超える宝石などは、所得税の課税対象になるなど取り扱いが特殊です。特に売却益が出た場合には確定申告が必要になりますので注意しましょう。

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